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LGG Reserchが教える
Web3開発ノウハウ

主にマーケティングとトークノミクスの観点から、Web3プロジェクトの
開発フェーズごとに活かせるノウハウをまとめています。
各フェーズごとの課題解決のため、具体的に開発の現場に踏み込んだ内容を掲載しています。

注目プロジェクトの最新マーケティングデータ集

話題になっているweb3プロジェクトのマーケティング施策と、その結果を定量的なデータとして掲載

Web3業界はマーケットのスピードがとても早く、全ての情報をオンタイムで調査することは非常に困難です。本マーケティングデータ集は、Web3業界でいま話題になっているプロジェクトを中心に、マーケティング施策とその結果を定量的なデータとしてまとめたコンテンツです。

近日公開予定です。今しばらくお待ちください。

Web3マーケティングノウハウ

Web3マーケティングを上流工程と下流工程に分けて、それぞれにおいて必要な考え方・戦略・施策を解説。

01.

Web3マーケティング上流工程

Web3マーケティングの上流工程では、プロジェクトのビジョン・ミッションやトークノミクスをもとに、コアメッセージやターゲット、アプローチ方法を設定します。
また、Web3プロジェクトの市場は国内に留まらないため、どの国や地域をどの順番で狙い、そしてどのようなアプローチを取るかが、プロジェクトの成否を分けます。また、トークノミクスとユーザー属性には相性があり、トークノミクスと連動したマーケティングが求められます。
このような背景のもと、マケティング上流工程は以下のステップで設計します。

STEP 1. プロジェクトのコアメッセージの設定

STEP 2. どのエリア(国)のユーザーをどの順番で獲得するかを設計

各国で見込まれるユーザー数|各国のブロックチェーンユーザー数

STEP 3. どのような属性のユーザーをどの順番で獲得するかを設計

STEP 4. ターゲットに対するアプローチ法を設計

スタバやNike、ポルシェも参戦!大企業がNFTをマーケティングに活用する際の注意点

02.

Web3マーケティング下流工程

Web3マーケティングの下流は、ユーザー獲得に向けた具体的な施策を設計・実施する工程です。Web3プロジェクトの成功には、ユーザーのエンゲージメント向上や理解の醸成が不可欠であり、認知拡大施策で瞬間風速的にユーザーを集めるだけでは不十分です。その点を考慮し、ユーザーのコミュニティ化やエンゲージメント向上なども含めた6つのマーケティングステップを用意しています。

STEP 1.  幹線道路の土台設計

AMAやGiveAwayなどの認知施策を実施しても、ユーザーを囲う ”受け皿” や、受け皿までの “導線” が整っていなければ、せっかく集めたユーザーが離れてしまいます。そこで、認知施策を実施する前に、認知施策で集まったユーザーを「どのような導線で」「どこに集めるのか」という幹線道路の土台を設計します。

本節では、幹線道路設計のお手本もしくは反面教師となる事例や、すぐに実践できるツールの設定方法などについて解説します。

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STEP 2.  認知拡大施策

AMAやGiveawayなどのWeb3領域における認知獲得施策は、ただ実施しただけでは効果は限定的です。狙ったターゲットに認知させることはもちろんですが、同時にプロジェクトに対するユーザーの理解を深める施策も必要になります。

例えばAMAでは、コアメッセージに沿った構成に設計しつつ、同時にプロジェクトの解説レポートを配布することで、ユーザーの理解が深まりますGiveAwayでは、プロジェクトのコアメッセージに沿った対象者をツールを用いて分析・選定することもできます。
実際に、他のプロジェクトではどのような方策が取られているのか、学びましょう。

STEP 3. コミュニティ構築

理想的なWeb3コミュニティ運営には、ユーザのロイヤリティを扱う感情的な側面と、データ分析を用いたロジカルな側面があります。

Discordの分析ツールを使うことで、コミュニティの全体像だけでなく、ユーザー個々人のwalletや各種SNSの情報も把握でき、1to1のコミュニケーションやマーケティングが可能になります。具体的にどのような分析ツールが、どのように活用されているのかを見てみましょう。

STEP 4.  メインイベントへ誘致

ユーザーコミュニティの母数の拡大に合わせ、トークンセールやNFTセール、Discord内でのイベントなどを通して話題化させることで、プロジェクトの成功へ導きます。

また、開発・マーケティングイベントに合わせ、インフルエンサーを採用することも、ユーザーの獲得につながります。

【目指せ完売】NFTセールの座組みと価格決め方

メインイベントから逆算した、マーケティング施策のスケジュール作成

STEP 5.  エンゲージメント向上

Discordへ新規ユーザーの獲得後、コミュニティを維持するためエンゲージメントUPをはかる必要があります。新規顧客にはモデレーターによるフォローアップ。既存顧客にはイベントの定期開催などユーザーを飽きさせない施策が必要です。

STEP 6. コミュニティの更なる拡大

コミュニティの基盤が整ったら、更なるコミュニティの拡大を目指します。運営フェーズでは、状況に合わせたオペレーションを意識し、ユーザーが離れる原因となる課題を回避する必要性があります。

Web3コミュニティとコラボするメリットとデメリット

トークノミクス

トークノミクス設計において、絶対という正解はないからこそ、過去の事例を参考に明らかに失敗であるルートを避けた数値設計が必要です。

トークノミクス設計は、過去のプロジェクトが開拓してきた成功事例と失敗事例をインプットすることからスタートします。次に、自分たちのプロジェクトで実現したいUI/UXを、トークノミクスに落とし込んでいきます。
そして、自分たちの設計したトークノミクスがきちんとワークするのかの緻密なシミュレーションを行っていき、達成したいゴールに向けて未開拓のルートを作り上げていく作業が必要です。

トークンアロケーション

トークンアロケーションはプロジェクトの運営だけでなく資金調達にも関わる重要なポイントであるにも関わらず、会社の事情により最適解が異なるため、今のところセオリーと呼べるものが存在しません。

例えば、Web3スタートアップがアロケーションを決める場合は、どの投資家に何割配分するかという議論が必要になりますが、すでに他の事業で収益をあげていて投資が不要の場合はその分を別のポートフォリオに分配することになります。

そのため、自社の状況に近く、かつ成功しているプロジェクトのアロケーションを参考にするのが一般的です。各種プロジェクトのアロケーションがどのように設計されているかを見てみましょう。

トークノミクス設計

トークノミクスは日々新しい形が考案されていますが、傾向として、単一プロジェクト内のトークノミクス設計だけで経済圏を長続きさせることは困難であるという意見が強まっており、最初から外部経済圏との接続を設計したり、既存のコミュニティの力を前提としたトークノミクスを設計するパターンが増えています。

つまり、他プロジェクトのトークノミクスを参考にする場合、トークノミクスだけを見ても設計の意図が掴めず、プロジェクトの背景まで考慮して読み解くことが求められます。各種プロジェクトのトークノミクスを、プロジェクトの背景とともに見てみましょう。

トークノミクスシミュレーション

設計したトークノミクスで経済圏の寿命を予知することは困難ですが、明らかに失敗することが分かっている設計は、シミュレーションにより回避できます。
トークノミクスは、一度固めてしまうと後から修正を加えることが難しいため、シミュレーションは欠かせない工程です。

シミュレーションツールとしてよく用いられるのは、Excel(スプレッドシート)、独自プログラムツール、Machinationsですが、利便性と分析可能範囲の観点で、最初にExcel(スプレッドシート)を使い、より詳細にシミュレーションする場合は独自プログラムツールを使用することをおすすめします。

また、シミュレーションのイメージをつけるため、LGG RESEARCHで用意している体験学習用シミュレーションシートで、実際にパラーメーターを体験することが出来ます。

トークノミクス最新事例

トークノミクスの基本的な理解が進んだら、最先端を走っているプロジェクトのトークノミクス事例を情報収集していきます。

各プロジェクトがどのような工夫をして、サステイナブルな経済圏を構築しているのか、事例をたくさんインプットすることで、自社のトークノミクスやNFTの発行方法に応用することができます。

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